エスキモー講座
エスキモーとはいくつかの民族を総称した呼び方で、エスキモーはイヌイット系民族とユピク系民族などにカテゴリー分けされます。グリーンランドに住んでいる民族は学問的にはイヌイットになりますが、グリーンランドではカラーリットと呼ばれています。
エスキモーの全人口約9万人の中でグリーンランド住民が一番多く約4万人で、アラスカに約3万人、カナダに約1万人、シベリアで約1000人をという分布になります。
エスキモーの食生活
伝統的なエスキモーは、アザラシ・クジラ・トナカイなどの生肉が主食でした。生肉の以外は、ツンドラの原野に生えているコケモモの実などを食べていました。グリーンランドのイヌイットでは海鳥のキビヤックという発酵物を食べる習慣がありました。エスキモーの住む地域は農業には不向きな土地なので米などの穀物を食べることありませんでした。
昔は食料の入手が非常に不安定で厳しい生活を送ることも少なくなく、働くことのできない老人や病人は遺棄することが当たり前に行われていました。現在はそのような習慣はありません。
現在では、アメリカの食文化がエスキモーにも浸透していて、伝統的な食文化は忘れ去られつつあります。これにより、伝統的な食事からは摂取できていたビタミン類などの栄養が不足してしまうという問題も起きているようです。